あたまがくさい独身女

せめてあたまを無臭にしたい女があーでもないこーでもないと試行錯誤するはなし

【脱毛】脱毛サロンに行く独身女

あるところに正規雇用の会社員ではないあたまがくさい独身女がおりました。

女はフリーランスで好きなことをお仕事にしながらアルバイトで生活費をまかなう、れっきとした低所得者です。

そんなアルバイト学生に毛が生えたような収入の独身女が脱毛サロンに通うなんてそんな贅沢、少なくとも彼女には不可能でした。

周りの友人がまじめに働いてお金を貯めてエステや脱毛に通う姿を尻目に、羨ましいと思いつつ身の丈にあった生活で幸せに暮らしておりました。

 

ある日女は8年付き合った彼とお別れをしてしまいました。

それはそれ。人生いろいろです。

新しい出会いを求めて自由を楽しみつつ、いよいよ新しい彼ができる!そんなときに!!

 

“わたしのムダ毛、27歳にしては自然体にもほどがあるのでは”

 

と前の彼のときには一度も思わなかった不安が押し寄せたのでした…。

長年の安心感、無頓着、とてもおそろしいことです。

 

 

 

さて。女の脱毛への憧れの芽生えを紹介いたしました。

女は、脱毛サロンに申し込みたい気持ちと裏腹に金銭面の余裕の無さや、時間の無さ(ほんとは、ある)を言い訳になにもしないまま28歳の誕生日を迎えてしまいました。

 

まわりは脱毛完了した素敵なお友達ばかり!!

彼もいなくなり(ええ、いなくなりました)、何かに焦る心!!

 

女はついに某大手脱毛サロンa社の無料カウンセリング申し込みボタンを押したのでした……。

<つづく>